富山県射水市【ひばり行政書士事務所】の仙波芳一です。
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3月31日に参加した、
「お寺の見えない価値はどこにある?──お寺の知的資産発見・活用フォーラム」
は、知的資産がテーマでした。

知的資産とは、

知的資産とは「従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産であり、
企業における競争力の源泉である、人材、技術、技能、知的財産(特許・ブランド等)、組
織力、経営理念、顧客とのネットワーク等、財務諸表には表われてこない目に見えにくい
経営資源の総称」を指す。

と定義されています。
(独立行政法人中小企業基盤整備機構『中小企業のための知的資産経営マニュアル』)

この知的資産が、企業の競争力の源泉になると言われています。

この知的資産を経営に活かし、価値向上・業績向上につなげていくのが、知的資産経営です。

私は行政書士として、このお手伝いをしています。

一般には、「知的資産経営報告書」と呼ばれるものを作成し、
“見えにくい資産”を“見える化”することで、

・社長が自社の強みをさらに深くつかめるようになる

・事業承継に際し、後継者が企業の真の強みを把握できるようになる

・社員が自社の強みを理解することで、業務改善の提案ができるようになる

・補助金が採択されやすくなり、業績向上につなげられるようになる

・金融機関の融資を受けやすくなる

等のメリットがあります。

補助金の申請書類も、知的資産を目に見える形にした書類という意味では、似ています。

今回参加したフォーラムは、この手法を宗教法人にも適用できないか、という斬新な試みです。

今回の講師の勝(すぐれ)桂子先生は、寺院の“キラーパス”を見つけ、その強みを活かすことで、寺院はまだまだ伸びることができる!とお話しくださいました。

後半は、会場となった寺院の住職を交えてのパネルディスカッション。

住職、支援者(勝先生)、門徒(大塚大先生)、という3つの立場が揃う、絶妙のキャスティング。
さらに司会者として益子先生の、寺院にはほとんど行ったことがないという立場からのコメントが、また別の視点を提供してくださって、なるほどと勉強になりました。

それを聞きながら、だんだん膨らんできた疑問が一つ。

私が学生時代から、ずっと感じてきたことが、よみがえってきました。

思わず、質問に立たずにおれませんでした。

宗教というものの本質、仏教だからできることとは、いったい何なのでしょうか。

行政書士としてではなく、日本仏教史の研究者(の端くれ)であった時に戻って、質問していました。

八王子という環境が、余計にそうさせたのかも。

懇親会でも、引き続き住職から話を伺って、いろいろ考えさせられました。


(参加者の記念写真)

熱い思いの方が集まっていて、ただのセミナーとは違う充実感を味わうことができました。

自分自身をさらに向上させ、より多くの価値を発見し、お届けできるよう、努力精進していきたいと思います。


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